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レアルにカップ戦優勝をもたらした中井卓大

　レアル・マドリード・フベニールA（U-19チーム）に所属するMF中井卓大は、チームにタイトルをもたらすスーパーゴールを叩き込んだ。スペイン各メデイアも18歳の日本人選手が決めた一撃を絶賛している。

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　ユース世代のスペイン王者を決めるコパ・デル・レイ・フベニールで決勝進出を果たしたマドリーは、現地時間16日に行われた決勝でエスパニョール・フベニールと対戦。準決勝のベティス戦では鮮やかな直接FKからゴールを挙げていた中井だが、その準決勝に続いてのベンチスタートとなった。

　それでも1-1で迎えた後半途中から投入されると、延長に入ったところで決定的な働きを見せる。延長前半5分、左サイドから味方選手が仕掛けて相手エリア左にこぼれたボールに中井が反応。走り込んで右足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール上部に突き刺さり、これが決勝点となった。

「日本のナカイが延長戦の衝撃的なゴラッソでマドリーに14度目の優勝をもたらした」とスペイン紙『アス』は報道。『マルカ』紙は中井の交代出場について「ヒーローになりそうな雰囲気で投入された」と述べ、決勝点は「セーブ不可能なスーパーシュート」だったとしている。

　マドリー専門メディア『デフェンサ・セントラル』も「ラ・ファブリカ（マドリー育成組織）のスター選手が試合を決めた。スーパースターのゴラッソ」と試合について伝えた。「天才性を発揮した」「日本人選手の至上のゴラッソ」と賛辞を並べている。

　“神童”として早くから注目を集め、順調な成長を見せてきた中井。ここからさらなる飛躍を遂げ、トップレベルへと羽ばたいていくことを期待したいところだ。

【了】