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久保建英が交代出場のマジョルカは大敗

　リーガエスパニョーラ第第32節のエルチェ対マジョルカ戦が現地時間16日に行われ、ホームのエルチェが3-0で勝利を収めた。マジョルカのハビエル・アギーレ監督は、後半から投入した日本代表MF久保建英のパフォーマンスをある程度評価しているようだ。

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　久保はアギーレ監督就任後の全3試合を含めて4試合連続のベンチスタート。マジョルカが1点ビハインドで前半を折り返したあと、後半開始から韓国代表MFイ・ガンインとともに投入されたが、さらに2失点を喫したマジョルカは手痛い敗戦を喫する結果に終わった。

「スコアは内容を反映したものではなかった」と、アギーレ監督の試合後のコメントをスペイン紙『マルカ』などが伝えている。「アマト（・エンディアエ）とイ・ガンイン、久保を一緒にプレーさせることで何かを得られるが何かを失うことは分かっていた。それでも同点に追いつくため形を変えた」と、リスク承知で攻撃姿勢を強めたことを振り返った。

　マジョルカにゴールをもたらすことはできなかった久保だが、決定機を演出するなど攻撃を活性化させた。アギーレ監督も、久保とイ・ガンインが攻撃面で高いポテンシャルを秘めた選手であることを強調している。

「2人ともよく動くし足元も上手いが、サッカーでは攻めも守りも必要だ。彼らは若くて働き者だ。出場できる資格はあるし、試合を動かすような局面を見つけられるようにしなければならない。私は彼らのパフォーマンスに満足している」

　前節こそアトレティコ・マドリードに勝利を収めたものの、直近9試合で1勝8敗と苦戦の続くマジョルカ。最後までもつれることになりそうな残留争いの中で、久保は決定的な働きを見せることができるだろうか。

【了】