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リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。
10位:ラファエウ・ゲレイロ(ポルトガル代表/ドルトムント)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年12月22日
市場価格:3500万ユーロ(約42億円)
20/21リーグ戦成績:27試合5得点11アシスト
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若手選手を積極的に起用するボルシア・ドルトムントでは、これまでジェイドン・サンチョやアクラフ・ハキミなど、数々の選手が台頭してきた。2016年に加入したラファエウ・ゲレイロもその1人だ。左サイドバックやサイドハーフ、さらにインサイドハーフと様々なポジションをこなすこの男は、今では同クラブに欠かせない存在となっている。
前述したように、高いユーティリティー性で様々なポジションをこなすゲレイロは、高い「IQ」を有する。サイドバックの選手ながら、インサイドハーフでもプレーできるのは、広い視野と高精度の「パス」スキル、さらに狭い局面でも巧みにボールを操る「テクニック」を兼ね備えているからだ。
ゲレイロはどの項目も数値が高いが、その中でも特出しているのは「88」を記録する「ドリブル」だ。相手を抜き去るだけでなく、トップスピードの状態からでも高精度のキックを繰り出すことが出来る。また、機を見た裏への飛び出しも優れるこの男の「攻撃力」は、左サイドバックの選手の中で最も高い「80」を記録している。
一方で、身長170cm・体重69kgと小柄なこの男の「フィジカル」と「空中戦」は欠点と言える。この欠点がなければ、ゲレイロはもっと上位に位置していてもおかしくなかっただろう。