DF:マーク・グエイ(イングランド代表/クリスタル・パレス)
【写真:Getty Images】
生年月日:2000年7月13日
移籍金:2330万ユーロ(約28億円)
21/22リーグ戦成績:30試合2得点0アシスト
昨季限りで老将ロイ・ホジソン氏は4年間率いたクリスタル・パレスの監督を退任。一つの時代が終わりを告げ、監督以外にも契約満了により9選手がクリスタル・パレスを去った。特にCBはママドゥ・サコ、ガリー・ケイヒル、スコット・ダンの3選手が退団しており、昨夏の補強が必須という状況になっていた。
クリスタル・パレスは心機一転を図るべくパトリック・ヴィエラ氏を新監督に迎え、チェルシーからクラブ史上3番目に高額な移籍金でマーク・グエイを獲得した。1年半過ごしたローン先のスウォンジーでスティーブ・クーパー監督(現ノッティンガム・フォレスト)の下で大きく成長したグエイは、初のプレミアリーグの舞台でも躍動。プレミアリーグではこれまで1試合を除き、全試合で先発フル出場をしている。
試合によってはキャプテンマークを巻いていることからも明らかな通り、グエイはヴィエラ監督の信頼を掴んでいる。今年3月にはイングランド代表に初選出され、スイス戦でA代表デビューを果たした。加入当時から市場価値が3倍となる3000万ユーロ(約36億円)まで上昇していることが、彼の今季の活躍ぶりを象徴している。
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