2位:フェルラン・メンディ(フランス代表/レアル・マドリード)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年6月8日
市場価格:5000万ユーロ(約60億円)
20/21リーグ戦成績:26試合1得点0アシスト
母国フランスの名門リヨンで大きく成長し、2019年夏に4800万ユーロ(約58億円)の移籍金でレアル・マドリードに加入した。当初はベンチに座ることが多かったものの、徐々に当時のジネディーヌ・ジダン監督の信頼を掴んでいき、加入から半年ほどで絶対的存在だったマルセロからレギュラーの座を奪取。以降、左サイドバック1番手の座を守り続けている。
フェルラン・メンディがマルセロから主力の座を奪えた要因の一つが「守備力」の高さだろう。強靭な「フィジカル」、さらに世界最高クラスの「スピード」を兼ね備えているため、1対1で簡単にぶち抜かれることがまずない。「空中戦」も決して弱くないので、ボックス内での対応もかなり安心して見ていられる選手と言えるだろう。
他の左SBに比べ爆発的な「攻撃力」があるわけではないが、攻撃面での存在感が低いわけではない。非凡な「パス」スキルやクロスで貢献できることはもちろん、縦を切られた際には難なく中央へ切り込んでいけるなど「ドリブル」のセンスも高い。また、左利きながら右足もスムーズに使いこなすことができるため、かなり止めづらい存在と言えるのではないだろうか。
怪我が多いのはウィークポイントになるが、その他に目立った弱点は見当たらず、能力値は全ての項目で「70」以上を記録することに。今回は2位という結果になったが、現在26歳ということを考えても、今後トップに浮上する可能性は十分にある。