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年々移籍金が高騰する中、今季も数々の著名な選手が移籍している。ここでは、21/22シーズン中に5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)に移籍した選手の中で、期待以上の活躍を披露している選手を5人ずつピックアップし、複数回に渡って紹介する。※成績は4月11日時点、移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
FW:ピエール=エメリク・オーバメヤン(ガボン代表/バルセロナ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1989年6月18日
移籍金:フリー
21/22リーグ戦成績:14試合4得点1アシスト(アーセナル)
21/22リーグ戦成績:9試合8得点1アシスト(バルセロナ)
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ピエール=エメリク・オーバメヤンはドルトムント在籍時にブンデスリーガ得点王、アーセナル在籍時にプレミアリーグ得点王を獲得するなど所属クラブのエースとして何度もゴールネットを揺らしてきた。しかし、2020/21シーズンより大幅にゴール数が減少し、選手としてのピークはとっくに過ぎ去ったと思われていた。
彼の落ち目を象徴する出来事が21年12月に起きている。度重なる規律違反によってアーセナルの主将を剝奪され、以降試合のメンバーに入ることもなくなってしまった。アーセナルは高額な年俸の負担を避けるために22年冬の移籍市場で放出に動いたが移籍先がなかなか決まらず、最終的にはバルセロナにフリー移籍という形で4年間過ごしたイングランドを去った。
バルセロナに加入すると、直近の1シーズン半の不調が噓のように得点を量産。同時期に復調したドルトムント時代の同僚であるウスマン・デンベレの活躍もオーバメヤンにとっては追い風となった。ラ・リーガ第25節バレンシア戦ではハットトリックを記録するなど得点感覚は戻りつつあり、シャビ監督の下で連勝を重ねるバルセロナの象徴になっている。
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