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ラ・リーガ第30節、レバンテ対バルセロナが現地時間10日に行われ、2-3でアウェイチームが勝利している。3度もPKを献上するなどギリギリの戦いを強いられたが、なぜ勝ち切ることができたのだろうか。(文:本田千尋)
単発な攻撃が目立った前半
“ライン間”を制する者がゲームを制す――。
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現地時間10日に行われたラ・リーガ第30節。バルセロナは敵地でレバンテに勝利したが、スコアは3-2。辛勝だった。
3日前のヨーロッパリーグ(EL)でドイツに遠征したことによる疲労を考慮されたのか、7日のフランクフルト戦で先発したペドリとガビはベンチスタート。その2選手に代わって、フレンキー・デ・ヨングとニコ・ゴンザレスがインサイドで先発した。
前半は膠着状態に陥った。対するレバンテは[5-3-2]の形でブロックを構築。それも自陣に立て籠もるだけではない。強度が高いのはもちろんのこと、バルサの選手たちがボールを後ろに戻していくと、その分レバンテ側も全体を押し上げてプレッシャーを掛けてくるなど、柔軟性も兼ね備えた守備組織だった。
その特徴的な[5-3-2]に対して、バルサの選手たちは、なかなか決定機を作り出すことができない。もちろんバルサ側も陣形はコンパクトに保ち、攻→守の切り替えは速かった。だが、20分のようにパスがズレる場面もあり、前線でコンビネーションを伴った攻撃を仕掛けることができなかった。
22分には、前に出てきたレバンテの逆を突くような形で、GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが一発のキックで裏を狙う。そのボールを受け取ったフェラン・トーレスがボックス内に入ってシュートを打つが、弾道は敵のGKの正面。バルサの攻撃は単発的なものが目立ち、結局、無得点で前半を折り返すことになった。