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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。代表でポジション争いを繰り広げる2選手、32歳でも健在のベテランとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:ハンス・ハテブール(オランダ代表/アタランタ)

ハテブール
【写真:Getty Images】



生年月日:1994年5月27日
市場価格:1600万ユーロ(約19.2億円)
20/21リーグ戦成績:22試合2得点1アシスト

 フローニンゲンでプロデビューを飾ったハンス・ハテブールは、17年1月にアタランタに加入した。イタリアへ渡った直後は無名の存在であったが、アタランタの躍進と共に知名度と評価を高め、2018/19シーズンは5得点5アシストと二桁の得点に関与。クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。

 攻撃的なサッカーを展開するアタランタで右WBを務めていることから「攻撃力」に定評がある選手だ。最高の能力値を叩き出しているのが「83」の「スピード」であり、ボール保持時は「テクニック」を活かしたドリブル突破で右サイドを掌握。逆サイドのクロスに合わせる動き出しも見事だ。

 また、チームのプレースタイルから「攻撃力」に目が行きがちだが、「守備力」も77と高い数値を記録している。前述した通り、「スピード」には自信がある選手で、守備時はフルスプリントで最終ラインに戻って相手の攻撃を食い止める姿も頻繫に見る機会が多い。

 攻守において総合力の高い選手だが、唯一懸念されるのが怪我の多さだ。2020/21シーズン、2021/22シーズンは共にシーズンの半分を負傷により離脱を繰り返している。こうしたことからオランダ代表ではデンゼル・ドゥムフリースに遅れを取っており、2020年11月を最後に代表では出場機会を得ることができていない。現在、28歳と選手としてはピークに達する年齢であり、初のワールドカップ出場に向けては試合に出場してアピールをし続けなければいけないだろう。

【了】

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