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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。代表でポジション争いを繰り広げる2選手、32歳でも健在のベテランとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

13位:ジョバンニ・ディ・ロレンツォ(イタリア代表/ナポリ)

ディ・ロレンツォ
【写真:Getty Images】



生年月日:1993年8月4日
市場価格:2500万ユーロ(約30億円)
20/21リーグ戦成績:36試合3得点7アシスト

 今でこそイタリア代表で不動レギュラーを掴んでいるジョバンニ・ディ・ロレンツォだが、25歳でセリエAデビューと遅咲きの選手である。セリエBとセリエCで長年プレーしていたディ・ロレンツォは17年夏に当時セリエBに所属していたエンポリに加入。1年でセリエA昇格に貢献すると、セリエA初挑戦となった2018/19シーズンに5ゴール3アシストと結果を残した。チームは1年で2部降格となってしまったが、シーズン終了後にナポリに引き抜かれている。

 ディ・ロレンツォは攻守において総合力の高い万能型SBと評価されている。その証拠に10項目ある能力値で60代となったのは「攻撃力」の69のみであり、その他の9項目は全て70以上となっている。

 その中で最も高い数値を叩き出しているのが「スピード」だ。「85」となっている「スピード」は攻守においてディ・ロレンツォの武器となっており、攻撃時は縦への推進力、守備時は相手FWに剝がされない執拗な寄せで自由を与えない粘り強い守備が特徴だ。

 また、187cm、83kgとSBではかなり大柄な選手であり、「フィジカル」や「空中戦」にも自信のある選手だ。SBのイメージが強いがCBでプレーした経験も豊富で、『transfermarkt』によると70試合以上CBで試合に出場している。CBでもプレー可能な「守備力」に昨季7アシストを記録した「攻撃力」を兼ね備えるディ・ロレンツォは、現役のイタリア人SBで最高の選手に挙げて良いだろう。

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