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世界最高の右サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。代表でポジション争いを繰り広げる2選手、32歳でも健在のベテランとは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

14位:デンゼル・ドゥムフリース(オランダ代表/インテル)

ドゥムフリース
【写真:Getty Images】


生年月日:1996年4月18日
市場価格:2000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:30試合2得点6アシスト(PSV)

 今季より加入したインテルで不動の右WBを務めているデンゼル・ドゥムフリースだが、これまでの道のりは決して簡単なものではなかった。若い頃はプロクラブの下部組織ではなく、アマチュア選手としてプレーしていた。14年夏にジョルジニオ・ワイナルドゥムやメンフィス・デパイを輩出した育成の名門であるスパルタ・ロッテルダムに加入したことが転機となり、ヘーレンフェーン、PSVと着実にステップアップ。2018/19シーズン途中にはPSVの主将に就任し、同時期からオランダ代表のレギュラーに主力に定着した。

 21年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)へと移籍したアシュラフ・ハキミとは全く異なるプレースタイルだが、すぐにインテルにフィット。前任者は圧倒的なスピードを活かした攻撃力が魅力だったのに対し、ドゥムフリースは185cm、80kgというSBとしてはかなり大柄な体格を活かした「フィジカル」と「空中戦」で攻守に貢献している。

 「フィジカル」は「89」、「空中戦」は「82」とどちらの能力値もRSBでは1位となる数値を叩き出している。こうしたフィジカル的な能力が高いことからも明らかな通り、SBの選手ながらセットプレーでの存在感は攻守において抜群だ。

 フィジカル的な能力とは対照的に「テクニック」や「パス」の能力値は低いが、それを補って余りある身体能力を活かしたプレーが特徴である。右WBで起用されているインテルでは、左サイドからのクロスに飛び込んでゴールを決めることが多く、高い得点力も魅力的だ。そのうちの半分がストライカー顔負けヘディングシュートと他のRSBとは逸したプレースタイルの選手である。

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