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年々移籍金が高騰する中、今季も数々の著名な選手が移籍している。今季は新型コロナウイルスの影響により、財政難となったクラブも多いため、高額の選手だけでなく、フリーの選手にも大きな期待が寄せられていた。しかし、期待通りの活躍を見せた選手もいれば、期待を裏切った選手も少なくない。ここでは、21/22シーズン中に5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)に移籍した選手の中で、期待に応えられていない選手を5人ずつピックアップし、複数回に渡って紹介する。※成績は4月9日時点、移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照
FW:ジャック・グリーリッシュ(イングランド代表/マンチェスター・シティ)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年9月10日
移籍金:1億1750万ユーロ(約141億円)
21/22リーグ戦成績:20試合2得点2アシスト
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アストン・ビラが生んだ天才、ジャック・グリーリッシュはわずか16歳でトップチームに昇格。若くから才能を評価され、将来を期待されていたが、素行が悪くセカンドチームへの降格処分を受けることもあった。しかし、17/18シーズンに空席となっていた10番を託されたことや、同年にジョン・テリーが加入したこともあり、メンタル面が大きく成長。18/19シーズンには、キャプテンとして同クラブを4季ぶりのプレミアリーグ復帰に導いた。
チャンピオンシップ(2部)で見事な活躍を見せたグリーリッシュは、プレミアリーグでも躍動する。プレミア復帰初年度の19/20シーズンはチームを残留に導くと、20/21シーズンは負傷離脱もありながらリーグ戦26試合で6得点12アシストを記録。ブレイクを果たし、2021年夏にプレミア史上最高額となる1億1750万ユーロ(約141億円)でマンチェスター・シティへ移籍を果たした。
しかし、ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるプレミア最強クラブでは、その金額と期待に見合う活躍が出来ていない。スタメンには名を連ねているものの、リーグ戦20試合2得点2アシストと、結果は全く出ていない。今シーズンも残りわずか。もし優勝を逃すことになれば、戦犯扱いされてもおかしくないだろう。
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