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98年FIFAワールドカップ、開催国のフランス代表が初の栄冠に輝いた。2年後のEUROも制するなど当時圧倒的な強さを誇ったフランス代表の中から5人をピックアップ。フットボールチャンネル編集部が独自の方法で算出した能力値を紹介する。(年齢、所属は97/98シーズン開始時点)
マルセル・デサイー(ACミラン/フランス代表)
【写真:Getty Images】
DF:マルセル・デサイー(ACミラン/フランス代表)
生年月日1968年9月7日(当時28歳)
97/98シーズンリーグ戦成績:33試合0得点0アシスト
フランス代表通算116試合3得点
フランス代表での主な出場大会:UEFA EURO’96、1998年FIFAワールドカップ・フランス大会、UEFA EURO2000、2001年FIFAコンフェデレーションズカップ、2002年FIFAワールドカップ日韓大会、2003年FIFAコンフェデレーションズカップ、UEFA EURO2004
この時代、フランス代表が圧倒的な強さを誇っていた理由といえるのが、マルセル・デサイーの存在である。全てにおいて世界最強クラスの力を持っており、この男が率いるDFラインを破るのは至難の技だった。
98年W杯ではグループリーグ初戦から決勝までの全試合に先発出場。ブラジルとの決勝ではイエローカード2枚によって退場処分となるものの、それを咎める声はなし。デサイーの存在なくしてこの成績は成し得なかったと誰もが分かっていたからだ。
能力値をみても、やはり世界最高であることがわかる。「守備力」「フィジカル」「メンタル」は90を超える凄まじい評価。さらにミランでは守備的MFでも起用されるなど、「テクニック」や「IQ」でもDFの水準を大きく超える評価となっている。