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ラ・リーガ第31節、マジョルカ対アトレティコ・マドリードが現地時間9日に行われた。降格圏に沈むマジョルカは格上相手に1-0の金星を掴んでいる。この試合に途中から出場した久保建英は、勝利を手繰り寄せる貴重な働きを見せた。入れ替わる形でベンチに下がったイ・ガンインとの違いは明らかだった。(文:加藤健一)
アトレティコ・マドリードを撃破したマジョルカ
【写真:Getty Images】
ラ・リーガという土俵の徳俵に片足がかかっていたマジョルカは、勝ち点3を持ち帰ることに成功した。しかも、その相手は昨季の覇者アトレティコ・マドリード。100分近くに渡る激闘を終えたエスタディ・デ・ソン・モイシュは熱狂に包まれた。
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マジョルカはこの試合までに7連敗を喫し、降格圏に転落した。6連敗を喫した直後にルイス・プラサ監督を解任し、元サッカー日本代表監督のハビエル・アギーレを招へいしたが、2日のヘタフェ戦を0-1で落としていた。
久保建英にとって見れば、アトレティコはいい記憶のある相手である。遡ること4か月前、昨年12月4日の同カードで、久保は後半アディショナルタイムに決勝ゴールを決めている。迎えたこの試合を観る者の多くは、その再現を期待していただろう。
しかし、久保建英はベンチスタートだった。5バックで守るマジョルカは前線に長身のベダト・ムリキを置き、その脇に韓国代表MFイ・ガンインを据えた。自陣では5-4-1で守りを固め、相手にスペースを与えなかった。
4日後にUEFAチャンピオンズリーグでマンチェスター・シティとの再戦を控えるアトレティコは、レナン・ロディやジョアン・フェリックスをベンチに置いていた。後半開始とともにコケとアントワーヌ・グリーズマンを下げたのも含め、4日後のビッグマッチを見据えていたに違いない。
この判断自体は至極当然のものだが、結果的にアトレティコは足元をすくわれる格好となった。