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Jリーグ 3年前

「慣れが慢心に」。低迷するヴィッセル神戸に抱く選手たちの本音。新加入・橋本拳人は何を感じたのか?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグ第7節、FC東京対ヴィッセル神戸が6日に行われ、3-1でFC東京が勝利した。神戸は9戦目でも初勝利を挙げられず、リーグ17位に低迷。汰木康也は「運を含めて流れが来ない時間帯もある」と振り返るとともに、「あんなに簡単に失点していたら勝てる試合も勝てない」と苦言を呈す。今、神戸に何が起きているのだろうか。(取材・文:元川悦子)



ヴィッセル神戸「『慣れ』が『慢心』に変わる」

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【写真:Getty Images】

 三浦淳寛前監督が率いた昨季、クラブ史上最高のJ1・3位に躍進したヴィッセル神戸。今季は槙野智章、扇原貴宏、汰木康也といった実績ある面々を補強し、初のリーグタイトル、アジア王者を狙うはずだった。

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 だが、2月19日の名古屋グランパス戦との開幕戦を0-2で落としたのが、予期せぬ苦境の始まりだった。続く浦和レッズ、アビスパ福岡戦は何とか引き分けたものの、同じアジアチャンピンズリーグ(ACL)組の横浜F・マリノスに力負け。3月に入り、ACLプレーオフこそ勝利したものの、鹿島アントラーズ戦にも黒星を喫するなど、負の連鎖は止まらなかった。

 危機感を抱いたクラブは、国際マッチデー(IMD)期間中に立て直しを図るため、三浦前監督を解任。ヤングプレイヤーデベロップメントコーチを務めていたリュイス・プラナグマ監督を後任に据え、4月2日の京都サンガ戦に挑んだが、先制しながら1-3の逆転負け。またも守りに綻びが生じた。

「短期間でリュイス監督が落とし込もうとしていることは確認できたけど、この失点数はDFとしていただけない。自分も含め、戻るスピードだったり、1つ寄せるところ、チームとしての守備が足りないと感じる。『慣れ』がどれだけ『慢心』に変わるのかを今、突きつけられている」

 酒井高徳が苦しい胸の内を吐露したように、細かい部分を個々が再徹底し、お互いのカバーやサポートの意識を高めるところから始める必要があった。

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