選手の調子が悪かった要因とは?
アーセナルがクリスタル・パレスに完敗した理由はいくつか考えられるが、その中でも特に影響が大きかった2つの要因とは何だったのだろうか。
1つ目の要因として考えられるのが「代表ウィーク明けに伴う選手のコンディション不良」だ。アーロン・ラムズデールやブカヨ・サカ、ガブリエウ・マガリャンイスなど一部の選手は怪我や個人的な事情に3月末の代表戦に帯同しなかったが、主力選手のほとんどは代表チームへと派遣されていた。
特に疲労が色濃く見えたのが、代表戦で2試合ともフル出場を果たしたトーマス・パーティとマルティン・ウーデゴールの2人だ。両者共にクリスタル・パレス戦ではらしくないボールロストやパスミスを連発していた。
データサイト『Sofa Score』によると今節のパス成功率はトーマスが81%、ウーデゴールや82%という結果になっている。前節アストン・ビラ戦ではトーマスが88%、ウーデゴールが98%のパス成功率を記録しており、彼ら2人が本調子ではなかったということはスタッツから見ても明らかだろう。
アーセナルにとって不幸中の幸いなのが、欧州カップ戦に出場していないということだ。カップ戦も既に敗退しており、次節ブライトン戦は5日後の9日に開催予定と日程には比較的余裕がある。この間に代表へと派遣されていた選手がリフレッシュすることができれば、次節以降にコンディションを立て直すことは可能だろう。