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プレミアリーグ第31節、クリスタル・パレス対アーセナルが現地時間4日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。アーセナルは年明け以降、好調を維持していたが、なぜ試合開始前までボトムハーフに沈んでいたクラブに成す術もなく完敗を喫してしまったのだろうか。なお、冨安健洋は今節もふくらはぎの負傷でメンバー外となっている。(文:安洋一郎)
痛すぎる“完敗”
【写真:Getty Images】
現地時間4日に行われたクリスタル・パレス対アーセナルの一戦は、3-0でクリスタル・パレスが完勝を収めた。年明け以降に敗れたのはマンチェスター・シティとリバプールだけで、5勝1分2敗と好調を維持していたアーセナルだが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得のことを考えると痛恨の敗戦を喫してしまった。
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この敗戦により、アーセナルは暫定ながら5位へと後退。得失点差で上回る4位のトッテナムよりは1試合消化が少ないため、残りの9試合で勝ち点を取りこぼさなければCL出場権を獲得できるのだが、5月に控える直接対決の結果が両クラブの明暗を分けることになるだろう。
さて、話をクリスタル・パレス戦に戻すと、今節のアーセナルは前半パフォーマンスが特に悪かった。コナー・ギャラガーを中心とした強度の高いクリスタル・パレスのプレスを回避することができずにパスミスを連発。普段であれば味方同士との連係や精度の高い動き出しから相手のボックス内へと侵入することができるのだが、今節の前半は相手の脅威となる攻撃が全くできていなかった。
後半になると前半に2点を奪ったクリスタル・パレスは無理をせず、ラインを下げて守るという守備的な戦術に変更。その結果、アーセナルは81%ボールを保持し、フィールドプレイヤー全員が相手陣内でプレーをするという時間も増えた。結果的に前半の3倍となる9本のシュートを放つなど猛攻を仕掛けたが、最後まで相手からゴールを奪うことはできなかった。
74分には逆にウィルフレッド・ザハに追加点となるPKを決められ、試合は3-0で終了。ミケル・アルテタ監督が試合後に「全体として受け入れ難いものだった」と語ったように、結果は“完敗”だった。
なぜ、年明け以降アーセナルは好調だったにも関わらず、クリスタル・パレスに完敗を喫してしまったのだろうか。