4位:ダビド・アラバ(オーストリア代表/レアル・マドリード)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年6月24日
市場価格:5500万ユーロ(約66億円)
20/21リーグ戦成績:32試合2得点4アシスト(バイエルン・ミュンヘン)
バイエルン・ミュンヘンでプロデビューを果たしたダビド・アラバは、ジョゼップ・グアルディオラ監督の薫陶を受けレベルアップ。一時サッカー界のトレンドとなった「偽サイドバック」の“先駆者”とも呼ばれるようになった。現在はレアル・マドリードでプレー。セルヒオ・ラモスとラファエル・ヴァランの抜けた最終ラインで奮闘を続けている。
アラバ最大のストロングポイントは「IQ」の高さと言えるだろう。複数ポジションを高質に務められるだけでなく、優れた危機察知能力を活かしたカバーリングやインターセプトも抜群に冴える。グアルディオラ監督から「偽SB」の役割を求められたのも「IQ」の高さゆえと言えるはずで、数値は85と申し分ないものになった。
足元の「テクニック」にも長けていて、軽率なボールロストを犯したりすることは滅多にない。またキック精度の高さも魅力の一つであり、長短問わず正確な「パス」を駆使して組み立ての起点になったり、セットプレー時に違いを見せたりと、攻撃面での存在感も非凡なものがある。
身長180cmとCBとしては小柄で、「フィジカル」や「空中戦」の強さは他のセンターバックと比較するとやや劣る。それでも、上記のようなクレバーな守備対応でそれらを補えるので、ピッチ内で大きな穴になることはあまりない。現代のCBとしては、やはり高いレベルにある。