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チェコ代表の英雄がポルトガルを葬った芸術的ゴール。判断も技術も完璧すぎる!

text by 編集部 photo by Getty Images

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カレル・ポボルスキー
【写真:Getty Images】



ユーロ96でポルトガルを沈めた芸術ループ

 マンチェスター・ユナイテッドやラツィオなどでプレーした元チェコ代表MFのカレル・ポボルスキー氏が、3月30日に50歳の誕生日を迎えた。ポボルスキー氏といえば、ユーロ96準々決勝の大舞台で伝説的なスーパーゴールを残したことが特に印象的だ。



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 1996年当時24歳だったポボルスキーはチェコ国内でプレーしていたこともあり、国際的にはそれほど知られた選手ではなかった。だが、チェコスロバキアから分かれて以来初の国際舞台出場となったチェコ代表の躍進を象徴する存在となる。

 チェコは初戦でドイツに敗れたものの、グループ第2節では2年前のワールドカップで準優勝の結果を残していた強豪イタリアを撃破。最終節ではロシアと引き分け、イタリアを蹴落としての決勝トーナメント進出を果たす。

 続く準々決勝でポルトガル代表を撃破する決勝点となったのが、大会屈指のスーパーゴールとして称えられたポボルスキー氏の技あり弾だ。敵陣内中央付近でボールを受け、密集の中を突破してエリア左に侵入すると、GKの意表を突く絶妙なループシュートをゴールへ送り込んだ。

 チェコは準決勝でもPK戦の末にフランス代表を撃破して決勝へ進み、最後はドイツとの再戦に敗れたが準優勝と大健闘。ポボルスキー氏も一躍スター選手となり、大会後にはユナイテッドへ移籍することになった。

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