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サッカー日本代表は29日、カタールワールドカップアジア最終予選でベトナム代表と対戦し、1-1で引き分けた。24日のオーストラリア代表戦から大幅にメンバーを変更したが、拙攻が続いた。先発起用に結果で応えることのできなかった久保建英ら東京五輪世代の選手たちは、開幕まで9か月を切ったワールドカップ本大会メンバーに生き残ることはできるのだろうか。(取材・文:元川悦子)
4万人の前で見せたギクシャク感
24日のカタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選・オーストラリア代表戦を2-0で勝ち切り、7大会連続本大会出場権を獲得した日本代表。森保一監督は本番へのサバイバルの幕開けとなる29日のベトナム代表戦でスタメンを9人変更。フレッシュな陣容で挑んだ。
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勝てば4月1日の抽選会でポット2に入る可能性も高かっただけに、最終予選ラストの一戦は選手層の厚さを示して、白星を手にしたかった。
最後尾に川島永嗣、最終ラインに吉田麻也、アンカーに柴崎岳、右インサイドハーフに原口元気と2018年ロシアW杯16強の経験者たちを揃えていた。それだけに、久保建英や三笘薫ら東京五輪世代5人が入ったイレブンでもある程度はスムーズに戦えると思われた。収容制限が解除され、久しぶりに4万人以上の大観衆の中での試合だったこともあり、彼らには泥臭く躍動感あるプレーが期待された。
しかし、ゲームが始まってみると、勢いよくプレスをかけてきたのはベトナム代表の方だった。日本代表はボールこそ保持しているものの、効果的なパス回しや攻撃の組み立てができない。公式戦で4-3-3のアンカーに初挑戦した柴崎が高い位置を取りすぎて背後を突かれ、カウンターを食らうなど、どうもギクシャク感が否めなかった。