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【写真:Getty Images】
三笘薫や久保建英らがベトナム戦先発へ
サッカー日本代表は29日、カタールワールドカップアジア最終予選の最終戦でベトナム代表と対戦する。
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24日のオーストラリア代表戦に2-0で勝利し、すでにカタールワールドカップ出場権を獲得している日本代表は先発メンバーを大幅に入れ替えて予選最後の試合に臨むようだ。
前日記者会見に出席した森保一監督は「大幅にメンバーを変えて戦いたい」と予告。そして「これまでアクシデントが出ても総力戦で戦ってきた。総合力を示しながらワールドカップ出場権をつかみ取ってきたチームの力を示せるように戦っていきたい」と続けた。
急きょ報道陣にフルメニューを公開した27日の練習では、MF久保建英やMF三笘薫、FW上田綺世といった選手たちが紅白戦で主力組と見られるチームに入った。他にもMF原口元気やMF柴崎岳、MF旗手怜央など多くの選手たちにチャンスが与えられる模様。オーストラリア戦のスタメンからは8人前後が入れ替わったフレッシュな構成になりそうだ。
森保監督は「戦術的なコンセプトという部分でのベースはチームとしても変わりはない」としながら「出ている選手が違えば特徴が変わってくる。その特徴を生かすと、多少戦い方が違ってくるところもある」と、日本代表の新たな一面が見られることを期待している。
三笘や久保らこれまで途中出場が多かった選手たちには「全体的なチームの戦うコンセプトに変わりはないので、その中で個々の特徴を思い切って発揮してほしい」と奮起を促した。
ベトナム戦はただの消化試合ではない。オーストラリア代表を破った日本代表は、今回の国際Aマッチウィークでイラン代表が韓国代表に、ペルー代表がウルグアイ代表にそれぞれ敗れた影響を受けて、次のFIFAランキングで21位浮上が決まっている。
他大陸の予選においていくつかの条件を満たす必要こそあるものの、日本代表はベトナム代表に勝利すれば、カタールワールドカップ本大会を勝ち進むのに有利な「ポット2」に入って4月1日の組み合わせ抽選会を迎えられる可能性がある。
目の前の一戦に勝つことが、日本代表のワールドカップベスト8以上という大きな目標へ近づくための一歩となる。だからこそ、先発出場のチャンスを得た選手たちには、ワールドカップ本大会出場に向けたアピールとともに、これまで通り愚直に勝利という結果を追い求めて戦ってもらいたい。
(取材・文:舩木渉)
【了】