右WG:伊東純也(ヘンク/ベルギー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1993年3月9日
日本代表通算成績:31試合9得点
今の日本代表の攻撃陣で最も活躍しているのは、間違いなく伊東純也だ。累積警告により欠場となったサウジアラビア代表戦を除き、アジア最終予選全試合に出場。ほとんどの得点に関与しており、7試合で4得点2アシストを記録している。
2021年9月に行われた中国代表戦では、大迫の先制点をアシスト。同年11月に行われたベトナム代表、オマーン代表とのアウェイ2連戦では、2得点をマークした。伊東の活躍により連勝した日本代表は、グループBの2位に浮上している。
今や日本代表最大の武器となっているこのWGは、1月27日の中国代表戦と2月1日のサウジアラビア代表戦でもゴール。アジア最終予選4試合連続得点の活躍を見せている。週末に行われたリーグ戦でもゴールを決めるなど、好調を維持しているこの男には、オーストラリア代表との大一番で日本中の期待が集まるだろう。
左WG:久保建英(マジョルカ/スペイン)
【写真:Getty Images】
生年月日:2001年6月4日
日本代表通算成績:14試合0得点
今季2季ぶりにマジョルカに復帰した久保建英は、昨年12月に行われたアトレティコ・マドリード戦で見事な決勝ゴールをマークした。1月15日に行われたコパ・デル・レイ(国内カップ)ラウンド16のエスパニョール戦では完璧なFK弾。さらに、2月27日のラ・リーガ第26節、バレンシア戦では最高評価を受けるなど、チームを牽引する活躍を見せている。
細かいタッチと卓越したテクニックから繰り出されるドリブルはまさに圧巻の一言。1人でも局面を打開することができるが、広い視野と高いパススキルを活かしてチャンスを生み出すこともできる。
前回のアジア最終予選で約4ヵ月ぶりの日本代表復帰となった久保は、1月27日に行われた中国代表戦に73分から途中出場。88分にはペナルティーエリア左手前から鋭いクロスを入れるなど、短い時間の中でチャンスを演出した。その久保は、大迫勇也らか欠場となるオーストラリア代表戦では、左WGでのスタメン出場を予想。左利きの同選手を左WGに置くことで、得意のドリブルから左足に持ち替えずに、中国戦同様のGKとDFの間を狙った鋭いクロスや、シュートに持ち込むことができる。カタールW杯出場をかけた大一番では、その左足で日本代表を勝利に導く活躍に期待したい。
CF:南野拓実(リバプール/イングランド)
【写真:Getty Images】
生年月日:1995年1月16日
日本代表通算成績:37試合17得点
リバプールに所属する南野拓実は、今季公式戦23試合に出場している。リーグ戦出場は少ないが、カラバオカップでは5試合4得点1アシストをマーク。準々決勝のレスター戦では劇的な同点ゴールを決めるなど、10年ぶり9度目の優勝に大きく貢献した。
卓越したテクニックを持つ南野は、ゴール前の密集した場面でも巧みに相手をかわすことが出来る。自身でシュートに持ち込むことも、味方のお膳立てをすることもできるこのFWは、2月1日に行われたサウジアラビア代表戦でアジア最終予選初ゴールをマーク。グループB首位との大一番で日本代表を勝利に導いた。
南野は、昨年10月に行われたアジア最終予選のサウジアラビア代表戦以降、6試合連続スタメン出場。左WGを務め、1得点2アシストの活躍を見せている。大迫勇也や前田大然が今回のメンバーから外れたため、オーストラリア代表戦ではこの10番が3トップの中央に入ると予想する。