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南野拓実、オーストラリア代表戦へ意気込み

　サッカー日本代表は24日、カタールワールドカップアジア最終予選でオーストラリア代表と対戦する。

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　22日にイングランドからオーストラリアへ到着したMF南野拓実は「明日は何が何でも勝たないといけない試合なんで、時間はないですけど、でもやれることを精一杯やるだけだかなと思います」と強い意気込みを口にした。

　オーストラリア戦は、日本代表にとって勝てばカタールワールドカップ出場が決まる大事な試合。23日にオンラインで取材に応じた南野は「明日は非常に重要な一戦」と述べた上で「（ゴールを）決めることができれば、僕が見てきたような日本の歴史に残るような一戦になるんじゃないかなと思っていますし、このチームでそれを成し遂げられればいい」と勝利に直結する活躍を思い描いている。

「やっぱりワールドカップは選手にとって特別なもので、自分のとっても小さい頃から出場したいと思っていた舞台。この代表を通してもにワールドカップ向けてプレーさせてもらっている中で、（本大会に出場したいという）気持ちを強く出しているので、明日は絶対に勝利したい。（ワールドカップ）出場を勝ち取りたいと思います」

　決意は固い。もし引き分けても、日本代表には29日のベトナム代表戦でカタールワールドカップ出場を決めるチャンスが残るが、あくまで目の前の一戦で勝ち取るつもりだ。FW大迫勇也など重要戦力が欠場していても弱気になることはない。

　ホームの大声援を背負って襲いかかってくるオーストラリア代表にも、勇敢に立ち向かうつもりだ。

「サコくん（大迫）はこのチームにとって非常に重要な選手の1人。でも、他にも何人かの（欠場する）選手がいて、その中で僕たちはやらなければいけない。自分はどこのポジションで試合に出場するかわからないですけど、出たら自分の役割をしっかりやれれば。サイド（での出場）だったらどうやって中にいくか、ゴール前でどういう形でプレーできるかをイメージしています」

　あくまで意識するのは「自分が出たポジションでどうやってチームに貢献できるか」。個人の結果を追い求めるのではなく、チームの勝利を追い求めていく。南野の思いの強さが日本に勝利を引き寄せるに違いない。

　オーストラリア代表のアシスタントコーチを務めるレネ・ミューレンスティーン氏も「リバプールでプレーする南野は並外れた能力を持った選手。彼にボールを持った状態で時間とスペースを与えてしまえば、打撃を被る」と最大限の警戒を示していた。

　カタールワールドカップ出場権獲得をかけたオーストラリア代表との大一番は、日本時間24日18時10分キックオフだ。

【了】