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【写真:Getty Images】
ウインガーの選択を迫られるバルセロナ
バルセロナは来季に向けて、フランス代表FWウスマン・デンベレとスペイン代表FWアダマ・トラオレのどちらか1人をチームに残すことを選ばなければならないのかもしれない。スペイン紙『マルカ』が見通しを伝えている。
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バルセロナは今年1月の移籍市場で、ウルヴァーハンプトンからの買取オプション付きレンタルの形でトラオレを獲得。退団が確実視される状況となったデンベレの穴を埋める戦力となることが見込まれた。
デンベレは今季末までとなっている契約の延長が合意に達せず、1月の移籍も盛んに噂されたが結局残留。いずれにしてもクラブとの関係は完全に悪化しきっており、契約満了を迎えるまで“飼い殺し”されると予想されていた。
だが予想に反してデンベレは冬の移籍市場終了後もシャビ・エルナンデス監督によって起用され、しかも貴重な戦力として活躍。先週末のレアル・マドリード戦でも2アシストを供給するなど、1月以降の公式戦13試合で2得点7アシストを記録しており、クラブ公式ウェブサイトでも「デンベレ絶好調」と特集が組まれたほどだ。
デンベレの予想外の復調により、トラオレの買取オプションを行使するかどうかの判断も変わってくるかもしれない。クラブが経営面で苦戦していることもあり、来季のチームに残されるのはどちらか一方のみと見込まれている。
トラオレを獲得するためには移籍金として3000万ユーロ(約40億円)が必要となるのに対し、デンベレを引き留めるために出費は不要。だが一旦は破談となった契約延長に合意できるかどうかは不透明であり、どちらの選択も容易ではないかもしれない。
【了】