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「日本人は守備面が優れていない」。オーストラリア代表MF、勝利必須のサッカー日本代表戦へ楽観的?

text by 編集部 photo by Getty Images

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ニック・ダゴスティーノ
【写真:Getty Images】



ヴィッセル神戸戦で2得点FWが日本代表を分析

 オーストラリア代表は24日に行われるカタールワールドカップアジア最終予選のサッカー日本代表戦に向けて調整を続けている。



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 現在、オーストラリア代表はグループ3位につけている。自動でワールドカップ出場権を獲得できる2位の日本代表との勝ち点差は3ポイント。もし24日の試合で敗れれば、カタールでの本大会出場を叶えるために予選プレーオフへと回らねばならない。

 そんな崖っぷちの状況でA代表に初めて招集されたFWニック・ダゴスティーノは21日に取材に応じ、「日本代表と対戦する際に期待されていることはわかっている」と強気な姿勢を示した。地元紙『ジ・オーストラリアン』など複数メディアが伝えている。

 昨年の東京五輪にも出場していた24歳のダゴスティーノは、今季のAリーグで大活躍を披露してオーストラリア代表初招集を勝ち取った。パース・グローリーからメルボルン・ビクトリーへ移籍した今季はリーグ戦15試合に出場して7得点を挙げている。

 今月15日にはヴィッセル神戸と対戦したAFCチャンピオンズリーグ(ACL(予選プレーオフにも出場し、2得点の活躍を見せた。その時の経験を踏まえ、ダゴスティーノは日本の印象について次のように語ったという。

「日本の選手たちは技術的にも、戦術的にも、フィジカル的にも優れていて、ボールを持っている時はシャープな動きを見せる。だが、神戸戦後にアーニー(グラハム・アーノルド監督)から(A代表入りを)祝福する電話を受けて、そこで話したのは、彼ら(日本の選手たち)は守備面で優れているとは言えないということだ」

 オーストラリア代表は昨年10月にアウェイで日本代表と対戦した際、1-2で敗れた。その試合で奪ったゴールはMFアイディン・フルスティッチの1得点のみだったが、ダゴスティーノは再戦に向けて楽観的だ。

「今回の試合ではゴールを決めるチャンスがたくさんあると思う。というのも、みなさんが先日の試合(神戸とのACLプレーオフ)で見たように、僕たち(メルボルン・ビクトリー)はたくさんのチャンスを作った。アウェイで3得点を奪い、あの試合は僕たちが勝つべきだったと思う。残念ながらそうはならなかったが、木曜日(24日)の夜にはオーストラリア代表にもたくさんのチャンスがあるだろう」

 離脱者が相次いでいるオーストラリア代表は、MFトム・ロジッチやMFアーロン・ムーイ、MFジャクソン・アーバインなど多くの鍵となる選手を欠いて日本代表戦に臨まなければならない。それでもダゴスティーノの言うように多くのチャンスを作れるだろうか。

 もしホームで勝利を逃すようなことがあれば、楽観的であったことを後悔するに違いない。

【了】

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