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【写真:Getty Images】
三笘薫、オーストラリア代表戦へ覚悟語る
サッカー日本代表は24日に行われるカタールワールドカップアジア最終予選のオーストラリア代表戦に向けてシドニーで合宿に入った。
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選手たちはそれぞれ特別な思いを胸にオーストラリアへやってきた。MF三笘薫は「この1試合にチームとしても個人としても命がけで戦おうと思いますし、代表として未来が決まる試合だと思う」と述べ、「まずはオーストラリア前に全力で臨みたい」と固い決意を口にした。
ベルギー1部のロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズでプレーする三笘は、ウィンターブレイク中の練習試合で負傷。長期離脱を強いられて1月末から2月初旬にかけての日本代表活動は招集外になっていた。
その後、2月下旬に復帰を果たしてリーグ戦4試合に出場し、昨年11月以来となる日本代表復帰。デビュー戦となったオマーン代表戦のように、キレキレのドリブルで日本代表の攻撃に勢いをもたらすパフォーマンスが期待される。三笘本人も自らの役割を自覚し「流れを変えることを求められていると思うので、今回もそういうところを出せれば」と意気込んでいる。
「どんな状況でも、(出番が)1分でも結果を残さないといけない世界なので、出場時間に関係なく結果を出せるように準備をしているつもりですし、(ピッチに立つ時間が)多いに越したことはないですけど、何分でもプレーできれば、その中で自分のプレーを出せればと思います」
ベルギーでウィングバックに挑戦して「プレーの幅が広がった」という三笘は、守備的なタスクも求められる中でも持ち味であるドリブル突破の精度に磨きをかけてきた。「何度もやって相手の脅威になって、それが結果につながればいい」と日本代表戦でも武器を存分に生かしていくつもりだ。
なぜなら、持っている力を最大限に発揮することが「夢」であるワールドカップの舞台へとつながっていくから。三笘にとってカタールワールドカップ出場が決まるかもしれないオーストラリア戦の重みは、他の試合と大きく違っているようだ。
「僕自身は攻撃的なプレーヤーなので、ゴールやアシストでチームの勝利に貢献できるのが一番の個人的な目標ですけど、試合に出なくても日本が勝利できればいいと思っています。そのために練習から100%を出して、コミュニケーションを取っていくのは変わらない。この試合で今後のサッカー界も変わると思っているので、自分だけでなく全ての人がいい方向にいけるような、そんな試合にしたいと思います」
彼の言葉を聞いていると、何かやってくれそうな予感がする。覚悟のこもったドリブルで日本サッカーの未来を切り拓いてくれることを信じたい。三笘は日本サッカーの未来を大きく変えられる可能性を秘めている。
「先輩たちがつないできた結果を自分たちがつなぐためにも、自分たちの未来のためにも、僕自身の夢のためにも、いろいろな人たちの想いがかかっている試合なので、後悔なくプレーして勝利できれば嬉しいと思っています」
勝てば日本代表のカタールワールドカップ出場が決定するオーストラリア戦は、日本時間24日18時10分にキックオフの笛が鳴る。
【了】