サッカー日本代表 最新ニュース
サッカー日本代表の国内組が、19日にオーストラリアへ向けて出発した。しかし、その中にFW大迫勇也はいない。同日のJリーグにも出場していながら、離日直前に代表辞退が発表されたのである。カタールワールドカップ出場権獲得のかかった大一番でエースストライカー不在をどう乗り越えるのか。鍵となるのは東京五輪世代の選手たちだ。(文:舩木渉)
大迫勇也が日本代表辞退。追加招集されたのは…
日本代表の真価が試される時だ。
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今月24日に行われるカタールワールドカップアジア最終予選のオーストラリア代表戦と同29日のベトナム代表戦に向けて、チームの核となる選手の不参加が決まった。
日本サッカー協会(JFA)は19日、ヴィッセル神戸に所属するFW大迫勇也の日本代表招集辞退を発表。大一番を前に激震が走った。
今月2日の横浜F・マリノス戦で右足に裂傷を負っていた大迫は、15日に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)予選プレーオフのメルボルン・ビクトリー戦で復帰。まだ抜糸をしていない状況ながら延長戦まで120分間プレーし、2得点を挙げた。そして19日の清水エスパルス戦にも先発出場して77分間ピッチに立っていたが、試合後に日本代表不参加が明らかとなった。
代わりに追加招集となったのはベルギー1部のシント=トロイデンVVでプレーするFW林大地だ。“ビースト”の二つ名を持つストライカーと「追加招集」で思い出すのは昨年3月の一戦だろう。
U-24日本代表に追加招集された林は、東京五輪で優勝候補の一角と見られていたU-24アルゼンチン代表から鮮烈なデビューゴールを奪った。それまで一度も世代別代表に選ばれたことのなかった立場から、夏の東京五輪本大会までの数ヶ月でU-24日本代表に欠かせない存在になったのは記憶に新しい。
大会後には欧州移籍も叶えて、今季はベルギー1部リーグで22試合に出場して6得点。直近のゲンク戦ではシント=トロイデンVVをリンブルフ・ダービー勝利に導く決勝点を挙げた。こうした欧州での実績的にも妥当なA代表初選出で、追加招集はもはや“大活躍フラグ”とも言えるが、オーストラリア戦で林を頼るのは難しいだろう。