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デュッセルドルフでトップデビューを果たしたばかり

　日本サッカー協会（JFA）は17日、今月開催されるドバイカップU-23に向けたU-21日本代表メンバーを発表した。初招集されたDF内野貴史とは何者だろうか。

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　内野は今回が世代別代表初招集。ドイツ2部のデュッセルドルフに所属する21歳だ。GK小久保玲央ブライアン（ベンフィカ／ポルトガル）、MF斉藤光毅（ロンメル／ベルギー）とともに、今回のU-21日本代表で3人の海外組ということになる。

　千葉県出身の内野は、柏レイソルU-12で育った。U-15とU-18はジェフユナイテッド市原・千葉で過ごした。高校卒業後、すぐにドイツへと渡り、キャリアを積んだ。

　まず所属したのは、デューレンというクラブの育成組織。現在ドイツ5部のクラブだ。2019年には4部のアレマニア・アーヘンでプレー。2年目はトップチームでリーグ戦35試合に出場して評価を高め、今季はフォルトゥナ・デュッセルドルフに加入した。

　2部デュッセルドルフに加入した内野。今季は4部で戦う同クラブのBチームでレギュラーとしてプレーしている。その活躍が認められ、今月12日のパーダーボルン戦でトップデビューの機会を与えられたところだ。

　内野のデビューは、トップチームに新型コロナウイルス陽性者が続出した影響によるもので、トップチーム昇格というわけではない。それでも、着実にステップアップしている。

　その証として、U-21代表から声が掛かった。

　大岩剛監督は、今月デュッセルドルフデビューを飾ったばかりの内野のメンバー入りについて、「海外でプレーしている選手たちはたくさんリサーチしている」と前置きした上で、「デュッセルドルフのU-23でプレーしていていましたが、当然先日の試合も見ていました。JFAにも国際部がありまして、職員からのリサーチや、（同じデュッセルドルフに所属している）田中碧もいます。そういうところのコミュニケーションも含めての選出」と語った。また、「メンバー表を見ていただければ分かるとおり、今回非常に手薄なポジションでもありますので、彼のプレーぶりもしっかり評価した上で参加を要請しました」と説明している。

　パリ五輪世代の右サイドバック候補として突如現れた内野。初めての世代別代表でアピールできるだろうか。

【了】