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松木玖生に特大の期待「姿勢や発言でチームを高いレベルに」。大岩剛監督、サッカーU-21日本代表に招集

text by 編集部 photo by Getty Images

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松木玖生
【写真:Getty Images】



松木玖生、サッカーU-21日本代表メンバー入り

 日本サッカー協会(JFA)は17日、今月下旬に開催されるドバイカップU-23に向けたサッカーU-21日本代表メンバーを発表した。



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 海外組も含めて今月上旬の短期合宿には不在だった選手も数多く招集された。その中で注目を浴びた1人が、MF松木玖生だ。

 青森山田高校からFC東京に加入した松木は、高卒ルーキーながらJ1リーグ戦3試合に出場。その全てが先発出場で、うち2試合はフル出場とすっかりチームの主力になって大きなインパクトを残している。

 U-21日本代表を率いる大岩剛監督も「直近のゲームも含めてですけど、チームにおけるパフォーマンスを見て、今回はぜひ我々のグループに参加してほしいと招集させてもらいました」と大きな期待を寄せていた。

 今月上旬の合宿に参加できなかったのは、コンディションに懸念があったから。新型コロナウイルスが蔓延して一時的にチーム活動停止を強いられていたFC東京で満足な練習量を確保できていなかったことが理由だった。

 しかし、今回は万全なコンディションで代表活動に参加できる。昨年10月のAFC U-23アジアカップ予選でもチームの中心として活躍した高卒ルーキーは、パリ五輪世代を引っ張っていく選手の1人として期待されている。

 大岩監督は昨年、U-18日本代表候補合宿で松木を指導した経験があり「サッカーに対する振る舞いは非常に高く評価している」と語る。

「彼(松木)個人で言えば、高校を卒業して海外のクラブへという希望もありながら、今は国内で活躍をしている。そういう彼の向上心は非常に大きな武器で、今回海外のクラブからくる選手とも非常に高いレベルで融合していけると思いますし、そういう姿勢や発言がチームを高いレベルに引っ張っていってくれるだろうと期待しています。レベルの高いプレーを見せ続けるタフさも備わっていると思うので、そういうところも彼には期待しています」

 大岩監督は17日のオンライン会見の中で「タフ」という言葉を何度も使った。パリ五輪世代の選手たちには「技術的にも個人戦術的にも、メンタル的にも、いろいろな面でタフであってほしいなと。タフな選手でい続けてほしい。そういう選手でいれば、必然的にこのグループに入ってくることになる」と要求し、U-21日本代表ではなくA代表を目指すことの重要性も説いていた。

 そうした「タフさ」の面で、松木は指揮官を納得させられる強さを持っていることをすでに証明してきているだろう。自身にとって約4年ぶりとなる海外遠征でどんなパフォーマンスを見せてくれるか楽しみにしたい。

 U-21日本代表は3月23日にドバイカップU-23の初戦でU-23クロアチア代表と、同26日にU-23カタール代表と対戦し、同29日に順位決定戦に臨む。松木はクラブ事情により27日にチームを離脱するため、カタール戦まで出場可能な見込みだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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