ジョルジョ・キエッリーニ&レオナルド・ボヌッチ
【写真:Getty Images】
DF:ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表)
生年月日:1984年8月14日
在籍期間:2005年7月~
通算成績:551試合36得点24アシスト
DF:レオナルド・ボヌッチ(イタリア代表)
生年月日:1987年5月1日
在籍期間:2010年7月~2017年7月、2018年8月~
通算成績:467試合33得点10アシスト
イタリア代表でも長きにわたってCBでコンビを組んでいるジョルジョ・キエッリーニとレオナルド・ボヌッチがいなければ、ユベントスが前人未到のセリエA9連覇を達成することはなかっただろう。両者は相手FWに走り勝つスピードや俊敏性などワールドクラスのフィジカル能力を兼ね備えているわけではない。読みの鋭さを活かしたポジショニングや連係で2人、ないしは3人で守り切るというタイプのCBだ。
ユベントスは2009/10シーズンにリーグ戦で56失点、2010/11シーズンに47失点と守備に課題を残していたが、アントニオ・コンテが11年夏にユベントスの監督に就任すると、彼らにアンドレア・バルザーリを加えた堅い3バックを形成。就任1年目の2011/12シーズンに前シーズンの半分以下となる20失点に抑え、大幅に守備が改善された。コンテが率いた3シーズンは全てセリエA優勝を成し遂げている。
コンテがユベントスを去り、後任にマッシミリアーノ・アッレグリが就任すると、3バックから4バックになる機会が増え、主にキエッリーニとボヌッチが最終ラインでコンビを組んだ。ボヌッチが2017/18シーズンにACミランへと移籍したことで1度コンビは解消されるが、1年でユベントスに復帰したことで2人は再会。2021年夏にはイタリア代表としてユーロ2020(欧州選手権)制覇に貢献したが、今季は年齢的な問題や怪我の影響もあり、2人揃って出場する機会は限られている。