前節の反省を活かした試合終盤の戦い方
前節の試合終盤の戦い方に関してミケル・アルテタ監督は「ラスト25分のゲームコントロールの仕方が好ましくなかった」と苦言を呈していた。
今節はこの反省を活かすことができていたと言って良いだろう。なるべく相手陣内でボールを保持し、レスターにボールを奪われても素早いプレッシングですぐにボールを奪い返すことができていた。自陣にボールを持ち運ばれた場面では、スペースを埋める守備で相手に自由な攻撃をさせず、シュートを打たせなかった。
「前に出る守備」と「後ろに引く守備」を場面ごとに使い分け、それを高いレベルで実践することで、レスターの攻撃を無効化することに成功していた。アーセナルの終盤の試合巧者ぶりはデータにも出ており、前節に苦言を呈されていたラスト25分に関しては被シュートをわずか1本に抑えている。
試合はこのまま終了し、ほぼ完璧と言っても良い試合終盤のゲームコントロールをみせたアーセナルがレスターに2-0で勝利。この勝利でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位をキープしている。
また、クリーンシートは先月11日に行われたウォルバーハンプトン戦以来となり、4試合ぶりに完封勝利を収めることに成功した。