アンドリー・シェフチェンコ&フィリッポ・インザーギ
【写真:Getty Images】
FW:アンドリー・シェフチェンコ(元ウクライナ代表)
生年月日:1976年9月29日
在籍期間:1999年7月~2006年7月、2008年8月~2009年6月
通算成績:322試合175得点45アシスト
FW:フィリッポ・インザーギ(元イタリア代表)
生年月日:1973年8月9日
在籍期間:2001年7月~2012年7月
通算成績:300試合126得点34アシスト
アンドリー・シェフチェンコとフィリッポ・インザーギは、01/02シーズンから約3シーズンに渡り2トップを組んだ。高い決定力を持つこの2人は、セリエAだけでなくUEFAチャンピオンズリーグでも得点を量産。02/03シーズンにはACミランを欧州王者へ導いた。
シェフチェンコは、スピード、決定力、シュートテクニック、嗅覚と、ストライカーに必要なものを全て兼ね備えていた。ゴール前でパスを受けてシュートを放つだけでなく、ピッチ中央からドリブルで相手DFを切り裂いてゴールを決めるなど、豊富な得点パターンを持ち、1人でも味方との連係でもゴールを決めた。対してインザーギのプレースタイルは、ザ・FW。ドリブルやパスはあまり上手くなかったが、抜群のシュートテクニックと動き出しでゴールを奪う。ペナルティーエリア内では常に相手の脅威となっていた。
共にゴールへの意欲が強かったため、互いのゴールをアシストすることは少なかった。だが、異なるストロングポイントを持っていたからこそ、互いに得点を量産し、ミランに多くのタイトルをもたらすことができたのだろう。