アンドレア・ピルロ&ジェンナーロ・ガットゥーゾ
【写真:Getty Images】
MF:アンドレア・ピルロ(元イタリア代表)
生年月日:1979年5月19日
在籍期間:2001年7月~2011年7月
通算成績:401試合41得点70アシスト
MF:ジェンナーロ・ガットゥーゾ(元イタリア代表)
生年月日:1978年1月9日
在籍期間:1999年7月~2012年7月
通算成績:468試合11得点20アシスト
2000年代初頭から中盤にかけ、ACミランはカルロ・アンチェロッティ監督の下で一時代を築いた。4-3-1-2や4-3-2-1のフォーメーションを用い、ジェンナーロ・ガットゥーゾ、クラレンス・セードルフ、アンドレア・ピルロの3人で中盤を形成。攻守にバランスの取れた3人だったが、その中でもピルロとガットゥーゾのコンビはチームに不可欠だったと言えるだろう。
アンチェロッティは、卓越した戦術眼とパススキルを持つピルロを中盤の底で起用。このレジスタを中心に試合をコントロールした。しかし、ピルロは守備強度に難があった。そこで、守備力に長けるガットゥーゾをその脇に置くことで、バランスを取っていた。
ガットゥーゾは無尽蔵の体力でピッチを駆けまわり、闘志むき出しのタックルで相手の攻撃をことごとく防いだ。攻撃面で大きく貢献するピルロ、中盤の守備で重役を担ったガットゥーゾ、この2人が揃っていたからこそ、ミランは多くのタイトルを勝ち取ることができただろう。