1位：スティーブン・ジェラード（元イングランド代表）

在籍期間：98年夏～15年夏
クラブ通算成績：710試合186得点
代表通算成績：114試合21得点

　21世紀に在籍したリバプールの選手で最もゴールを決めたのが、クラブのレジェンドであるスティーブン・ジェラードだ。クラブ歴代3位となる通算710試合に出場し、186得点と驚異の数字を見せている。

　ジェラードが在籍していたリバプールにおいて、忘れてはならないのは”イスタンブールの奇跡”だろう。04/05シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝でACミランと対戦したリバプールは3点ビハインドから同点に追いつき、PK戦の末に逆転勝利を収めた。逆転のきっかけとなるリバプールの1点目を決めたのがジェラードだった。自らのゴールで1点を返したジェラードは味方を鼓舞し、チームは見事逆転に成功した。同選手はこのシーズンのUEFA年間最優秀選手を受賞している。

　リバプール下部組織出身のジェラードは98年の11月にトップチームデビュー。デビュー当初は右サイドバックとしてプレーしていた。その後、リバプールで出場機会を重ねたジェラードはMFとして活躍。正確無比なパス、強烈なミドルシュート、FKなどで数々のタイトル獲得に貢献した。

　アメリカ・メジャーリーグサッカー（MLS）のロサンゼルス・ギャラクシーで現役を引退したジェラードは、2017年1月にアカデミーコーチとしてリバプールに復帰。同年4月にU-18の監督に就任。2018年5月にはスコットランドのレンジャーズFCの監督に就任し、チームを20/21シーズンのスコティッシュ・プレミアシップ（スコットランド1部）優勝に導いた。現在はアストン・ヴィラの監督として、古巣リバプールとも対戦している。

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