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チェルシー、資産凍結で八方塞がり。契約延長交渉も不可能でリュディガーら退団濃厚?

text by 編集部 photo by Getty Images

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アントニオ・リュディガー
【写真:Getty Images】



あらゆる“新規契約”がNGに

 イギリス政府は10日、チェルシーのオーナーであるロマン・アブラモビッチ氏に制裁を科すことを決めた。これに伴い、チェルシーで大混乱が生じている。



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 アブラモビッチ氏の制裁で最も大きな影響があるのは資産凍結だ。これに伴って、様々な活動が困難になっている。

 チェルシーは10日からクラブのオフィシャルストアを営業できなくなった。試合のチケットは、新規販売が停止。シーズンチケット保有者については、このままスタンフォード・ブリッジで観戦することができる。新選手の獲得もできず、アブラモビッチ氏が表明していたクラブ売却も保留だ。

 英『スカイ・スポーツ』に対し、スポーツ弁護士のスティーブン・テイラー・ヒース氏が資産凍結について説明している。

 同弁護士は、「シーズンチケット保有者については、すでにクラブと契約を交わしている関係になるため試合を行くことができる。ただし、これからチケットを購入する人は、新しく購買契約をするため、不可能になる」と説明。さらに、「新選手の獲得はもちろん、今所属している選手の契約更新も、新しい契約にあたるため認められない。当然、クラブの売却も新しい契約にあたる」とした。

 チェルシーはDFアントニオ・リュディガー、アンドレアス・クリステンセン、セサル・アスピリクエタの3人が今季で契約満了予定。資産凍結によって、契約更新は不可能なため、現時点では彼らがフリーで退団することが決定的になっている。

【了】

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