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【写真:編集部】
サッカーU-21日本代表、練習試合で快勝
【U-21日本代表 5-1 横浜F・マリノス 練習試合】
U-21日本代表は9日、横浜F・マリノスと練習試合を行い5-1で勝利。3日間の短期合宿を快勝で締めくくった。
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大岩剛監督が就任して初の活動は、2024年のパリ五輪に向けたスタートでもあった。先発メンバーには1月の日本代表候補合宿にも招集された清水エスパルスのMF鈴木唯人らが入り、マリノスから選出されているMF藤田譲瑠チマがキャプテンマークを巻いた。
先制ゴールは序盤の7分に生まれた。モンテディオ山形所属のDF半田陸が右サイドから上げたクロスに、徳島ヴォルティスのFW藤尾翔太が頭で合わせてゴールネットを揺らす。藤尾は22分にも追加点を奪い、チームに勢いをもたらした。
その後、27分にマリノスのMF樺山諒乃介にPKを決められて1点差に迫られるも、U-21日本代表は選手交代やシステム変更なども経ながら主導権を握った。そして41分に途中出場のMF鮎川峻が3点目を奪う。
45分×2本で行われた練習試合の後半、U-21日本代表はメンバーを大幅に変更した。それでも55分に世代別代表初招集となった栃木SCのFW小堀空がゴールを奪ってリードを広げる。
67分には後半からピッチに立ったジェフユナイテッド千葉のFW櫻川ソロモンのお膳立てから、サンフレッチェ広島所属の鮎川が自身2点目を挙げて4点リードに。トップチームの選手は樺山、FWンダウ・ターラ、GKオビ・パウエル・オビンナ、DF池田航のみが出場し、練習生主体だったマリノスを圧倒したU-21日本代表が、大岩監督の初陣を勝利で飾った。
2得点を挙げた藤尾は「試合前から得点を取りたいと思っていたので、新監督のもとでアピールできたのはすごく嬉しい」と手応えを得た様子。大岩監督も「我々が(パリ五輪という)ターゲットに向かっていくスタートであるところを見てみれば、非常にいいアプローチができた」と語り、限られた時間での合宿ながら価値ある収穫を得られたようだった。
また指揮官は今回の合宿中に「パリ五輪に出てからA代表ではなく、A代表経由でパリ五輪に」と事あるごとに繰り返してきた。そして「それぞれがプラス1、プラス1歩、プラス1メートル、いろんな『プラス1』を表現できるようなグループにしていけたらと思います」とチーム作りにおけるキーワードも口にしていた。
U-21日本代表は今月末にドバイ遠征を行い、ドバイカップU-23でU-23クロアチア代表やU-23カタール代表などと3試合を戦う予定。多くの選手にとって2019年以来の海外遠征となる国際大会で、本格的にパリ五輪に向けた準備を始めることになる。
【得点者】
7分 1-0 藤尾翔太(U-21日本代表)
22分 2-0 藤尾翔太(U-21日本代表)
27分 2-1 樺山諒乃介(横浜FM)
41分 3-1 鮎川峻(U-21日本代表)
55分 4-1 小堀空(栃木SC)
67分 5-1 鮎川峻(U-21日本代表)
(取材・文:舩木渉)
【了】