2位:マッシモ・アンブロジーニ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1977年5月29日
在籍期間:1995年7月~2013年6月
通算成績:488試合36得点40アシスト
イエローカード:129枚
レッドカード:3枚
1994/95シーズンにチェゼーナでプロデビューを飾ったマッシモ・アンブロジーニは、デビュー翌年の95年夏に当時の監督であるファビオ・カペッロの希望でACミランに引き抜かれている。その後のほとんどのキャリアをミランで過ごした。
プレーに派手さはないが、献身的な守備が光り、中盤でピンチの芽を的確に摘む能力が非常に高い選手だ。アンブロジーニがミランに在籍していた期間にはアンドレア・ピルロやジェンナーロ・ガットゥーゾ、クラレンス・セードルフといった選手が同時期にプレーしていたため、不動のレギュラーだった期間は長くないが、確実に計算できる選手としてチームに貢献していた。
09年夏にパオロ・マルディーニが引退してからはキャプテンを継承するなど、監督や上層部の信頼が厚かったアンブロジーニは、ミランでのキャリアを通じて歴代最多の129枚のイエローカードを提示されている。中盤で相手の攻撃の芽を摘むというチーム内で求められていた役割を実行していた証だが、1試合で2枚のイエローカードを受けて退場した回数が8回、一発レッドが3回と退場も多かった。