4位:パオロ・マルディーニ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1968年6月26日
在籍期間:1985年1月~2009年6月
通算成績:902試合33得点43アシスト
イエローカード:92枚
レッドカード:3枚
クラブ史上最多の902試合に出場したパオロ・マルディーニは、ACミランの長い歴史で最も偉大な選手である。24年間にもわたるキャリアの全てをミランに捧げ、同じくミラン一筋を貫いたフランコ・バレージが引退した1998/99シーズンからはキャプテンを務めた。デビューから引退まで着用した背番号3は永久欠番となっている。
キャリア序盤から中盤にかけては主に左SBとしてプレーし、キャプテンシーや対人戦の強さ、状況判断の早さなど守備者に必要な能力を全て兼ね備えていたことから「史上最高の左SB」と評された。キャリアの晩年はCBへとポジションを移し、7度のセリエA優勝や5度のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇(UEFAチャンピオンズカップを含む)などに大きく貢献している。
イエローカードはキャリアを通じて92枚提示されているが、1シーズンあたり3.89枚という平均枚数で考えると少ないと言えるだろう。レッドカードは通算3枚と、こちらはさらに少ない。それにも関わらず4位にランクインしているのは、長きにわたってミランの最終ラインを支えていた確固たる所以だ。