カルレス・プジョル&ジェラール・ピケ
【写真:Getty Images】
DF:カルレス・プジョル(元スペイン代表)
生年月日:1978年4月13日
在籍期間:1999年7月~2014年7月
通算成績:593試合19得点13アシスト
DF:ジェラール・ピケ(元スペイン代表)
生年月日:1987年2月2日
在籍期間:2008年7月~
通算成績:598試合53得点13アシスト
ジェラール・ピケは間違いなくバルセロナにその名を残すプレーヤーだ。カンテラ(下部組織)出身であり、ジョゼップ・グアルディオラ政権下で迎えた黄金期を知っており、今もクラブをベテランとして支えている。そのキャリアは大きな称賛に値するだろう。
そんなピケをここまでの存在に成長させたのは、間違いなくカルレス・プジョルだ。「バルセロナ史上最高のリーダー」とも称されるプジョルは10歳以上離れているピケと共に多くの試合でセンターバックコンビを組み、その背中で後輩にお手本を示しながら強固な最終ラインを形成。数多くのタイトル獲得に貢献するなど、バルセロナの歴史の一部となっている。
過去にピケはプジョルとのこんなエピソードを明かしていた。4-0でリードして迎えた終盤、選手一人が担架で運ばれ試合が中断すると、プジョルが激しく指示しにきたという。ピケは「落ち着いて。4-0であと3分だよ」と言うと、プジョルに「それがどうした? 最後まで集中しろ!」と檄を飛ばされたというのだ。このような経験を重ね、世界の頂点に上り詰めたピケとプジョルは、まさに最高の“先輩後輩コンビ”と言えるだろう。