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リバプールが育てた最高傑作5人。ジェラード、オーウェン…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ロビー・ファウラー(元イングランド代表)

ロビー・ファウラー
【写真:Getty Images】


生年月日:1975年4月9日
在籍期間:1993年7月~2001年12月、2006年1月~2007年7月
通算成績:369試合183得点49アシスト

 リバプールの都心部であるトックステスで生まれたロビー・ファウラーは幼い頃エバートンのサポーターだったが、サッカーキャリアはそのライバルクラブからスタートさせている。9歳の時にリバプール下部組織の一員となったのだ。その後カテゴリーを順調に昇格すると、1992年、17歳の誕生日にプロ契約を締結。翌年にトップチームデビューを果たすことになった。

 ファウラーの力がトップレベルで通用するまで、そう多くの時間はかかっていない。18歳で迎えた1993/94シーズンのリーグカップ、フルアム戦では、クラブ史上4人目の快挙となる1試合5ゴールを記録。同シーズンのプレミアリーグでは初挑戦ながら12得点を叩き出した。そして翌1994/95シーズンにはリーグ戦だけで25得点と爆発。1995/96シーズンは同28得点を奪取と、瞬く間に誰もが認めるリバプールのエースとなった。その後は怪我などにより勢いは落ちていき、2001年にはリーズへ移籍したが、2006年にリバプールへ戻りまずまずの活躍を披露した。

 そんなファウラーだが、ピッチ上でスパイクを投げたり、ゴールパフォーマンスでコカイン吸引のポーズをとったりと「問題児」としても知られていた。しかし、過去にはPKを得た際に「PKではない」と審判に自己申告したこともあるなど、どこか憎み切れない一面も持ち合わせていたのだ。こうしたキャラクター性も「ゴッド」の愛称で親しまれた理由の一つと言えるだろう。

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