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リバプールが育てた最高傑作5人。ジェラード、オーウェン…アカデミーが生んだ逸材たち

シリーズ:アカデミーの最高傑作5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:マイケル・オーウェン(元イングランド代表)

マイケル・オーウェン
【写真:Getty Images】


生年月日:1979年12月14日
在籍期間:1997年7月~2004年8月
通算成績:297試合158得点49アシスト

 チェスターシティやエバートンでプレーした元プロサッカー選手の父を持つマイケル・オーウェンは7歳でサッカーを始めると、すぐにその才能を発揮。12歳になりスクールボーイ契約を結べるようになると、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシー、アーセナルなどから興味を示されるようになった。しかし、かつてリバプールで活躍し、当時クラブのユース育成担当だったスティーブ・ハイウェイから直々に手紙を貰ったことで、リバプールのアカデミー入りを決断している。

 リバプールでも特別な才能を示し続けたオーウェンは、1997年に17歳という若さでトップチームデビューを飾り、そこでゴールも記録している。すると、初めてフルシーズンを戦うことになった1997/98シーズンにはいきなりプレミアリーグで18得点を叩き出し、クリス・サットン、ディオン・ダブリンと共に得点王を獲得。PFA年間最優秀若手選手賞も受賞するなど、世界中に大きな衝撃を与えることになった。

 その後もオーウェンは非凡なスピード、相手DFとの駆け引きの上手さ、そして抜群の決定力などを武器にゴールを量産。トップチーム昇格からレアル・マドリードに去るまでの全てのシーズンでプレミアリーグ二桁得点を叩き出すという、圧倒的すぎる成績を残した。今後、このような爆発力を備えたストライカーがアカデミーから出てくることはあるのだろうか。

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