DF:アレッサンドロ・コスタクルタ(元イタリア代表)
【写真:Getty Images】
生年月日:1966年4月24日
在籍期間:1986年8月~2007年6月
通算成績:693試合3得点6アシスト
抜群のポジショニングとカバーリングで長きに渡ってミランの最終ラインを支え、黄金期を迎えた90年代のACミランに数々のタイトルをもたらした名DFがアレッサンドロ・コスタクルタだ。トップチームデビューを飾って以降、セリエBのモンツァへと移籍していた1986/87シーズン以外の20年間をミランで過ごしている。通算693試合出場はパオロ・マルディーニ、フランコ・バレージに次ぐ歴代3位の記録だ。
1987/88シーズンにローン先から復帰を果たすと、22歳で迎えた1988/99シーズンにレギュラーに定着。同じミランユース出身であるパオロ・マルディーニやフランコ・バレージらと強固なディフェンスラインを築き、1991/92シーズンからのセリエA3連覇や1993/94シーズンのUEFAチャンピオンズカップ(現UEFAチャンピオンズリーグ/CL)優勝などのタイトル獲得に貢献した。
2000年代になると怪我や年齢的な問題で徐々に出場機会を減らしたが、マルディーニ不在時はゲームキャプテンを務めるなど、クラブ最古参の1人としてチームを支えた。現役ラストイヤーとなった2007/08シーズンはセリエAで3試合の出場に留まったが、引退試合のウディネーゼ戦でPKからゴールを記録。1991/92シーズン以来、15年ぶりとなるゴールを決めて有終の美を飾った。