レアル・マドリード最新ニュース

ラ・リーガを最多34回制覇、 UEFAチャンピオンズリーグ（ヨーロピアン・チャンピオン・クラブズ・カップを含む）を最多13回制覇するなど、レアル・マドリードは世界最強の地位を確立している。こうした長い歴史においてアカデミー出身の選手がクラブに与えた影響は大きく、これまでにも多くのクラブ生え抜きの選手がチームの主軸を担う存在へと成長している。今回は、21世紀以降に在籍した選手の中から厳選した5人のアカデミー出身の最高傑作を紹介する。（在籍期間、通算成績は『transfermarkt』を参考。出場成績は2022年2月25日時点）。

FW：ラウール・ゴンサレス（元スペイン代表）

生年月日：1977年6月27日
在籍期間：1994年10月～2010年7月
通算成績：741試合324得点116アシスト

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　レアル・マドリードのカンテラ（下部組織）が育てた史上最高傑作とは、この男のことだろう。ラウール・ゴンサレスは15歳の時にカンテラへ加入した。わずか17歳でトップチームデビューを果たすと、デビュー2戦目で初ゴールをマーク。プロ1年目にしてリーグ戦28試合に出場し、9得点を記録した。

　その後の活躍は今でも記憶に残っているだろう。圧倒的なシュートセンスを持ち、フィニッシュのバリエーションも豊富なラウールは得点を量産。様々な大会で得点王に輝き、レアルに多くのタイトルをもたらした。

　ラウールは2010年7月にレアルに別れを告げており、在籍した約16年間で公式戦741試合324得点116アシストを記録した。出場試合数は歴代1位、得点数は歴代2位、さらにアシスト数は歴代3位と、その数字はまさに圧巻だ。レアルのカンテラからトップチームで活躍できる選手は少ない。そんな厳しい環境の中でこれだけの結果を残した同選手は、間違いなくレアルの史上最高傑作だ。