2位:ルイス・スアレス(ウルグアイ代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:2014年夏~2020年夏
クラブ通算成績:283試合195得点
代表通算成績:129試合65得点
タイトル獲得を義務付けられたバルセロナで長きに渡って活躍し続けるのは困難である。それが海外からきた選手であればなおさらだが、ウルグアイが生んだストライカーは、6年間に渡ってバルセロナでゴールを決め続けた。リオネル・メッシという至宝の最高のパートナーは、間違いなくルイス・スアレスだった。
スアレスは18歳のときにオランダに渡り、アヤックス、リバプールとステップアップした。13/14シーズンにリバプールで31得点を挙げて得点王に輝いたスアレスを、ルイス・エンリケ監督が就任したバルセロナが獲得。全盛期を謳歌するメッシ、前年に加わっていたネイマールとの3トップはMSNと呼ばれ、クラブ史上に残る爆発力を見せた。バルセロナはこのシーズンに3冠を独占すると、スアレスが40ゴールをあげて得点王に輝いた15/16シーズンはラ・リーガ連覇を成し遂げた。
ゴールに対する執着心は世界でも指折りだ。最終ラインと駆け引きし、裏を狙う準備を怠らない。どの角度からもゴールを狙うことができ、ポストプレーやラストパスといったフィニッシュ以外の仕事もできる。守備への意識も高く、メッシとの相性は抜群だった。
30歳を超えてもそのパフォーマンスは健在だったが、2020年夏にクラブは突如としてスアレスを放出する。不本意な形でバルセロナを去ることになったが、6年間で4度のリーグ優勝へと導いたスアレスの功績が色あせることはない。