2位:ダビド・トレゼゲ(元フランス代表)
【写真:Getty Images】
在籍期間:2000年夏~2010年夏
クラブ通算成績:320試合171得点
代表通算成績:71試合34得点
生まれはフランスだが、両親がアルゼンチン人ということで幼少期は南米で過ごしている。プロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせたのもアルゼンチンだった。しかし、同国でプレーしたのはわずか1シーズン。モナコのスカウトの目に留まったことで、17歳という若さで出生地フランスの地に再び足を踏み入れている。
モナコで活躍したダビド・トレゼゲは2000年、当時22歳でユベントスの一員となった。1年目で公式戦15得点を叩き出し評価を高めると、翌2001/02シーズンにはセリエAで24得点を挙げ得点王に輝いている。なお、この24得点の中にPKによるものは一つもなかった。また、このシーズンはチャンピオンズリーグ(CL)でも活躍。10試合で8得点という申し分ない数字を残した。
身長190cmとFWとしては十分すぎる体格を誇っており、そこから繰り出されるパワーと身体能力の高さを武器にDFを圧倒している。シュートの威力は抜群で打点の高いヘディングでも怖さを示すことができ、何よりストライカーとして思い切りの良さがあったので豪快なゴールも少なくなかった。また、2トップコンビを組むことが多かったアレッサンドロ・デル・ピエロとの連係も、相手にとっては大きな脅威だった。
結果的にトレゼゲは契約を解除する2010年までユベントスに在籍。公式戦二桁得点に届かなかったのは、怪我に泣いた2008/09シーズンのみとなっている。なお、通算171得点はユベントスにおける外国籍選手の歴代最多記録。今後、これを超える人物は現れるのだろうか。
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