チームを救ったのは…
後半に入ると、マンチェスター・ユナイテッドは、4-2-3-1から4-3-3へフォーメーションを変更した。すると、この変更が功を奏した。
高い位置でポール・ポグバとブルーノ・フェルナンデスがボールを持てるようになったことで、攻撃は活性化。さらに、サイドから攻め上がる際にもウインガーとサイドバックに加え、インサイドハーフが関わることによって、徐々にアトレティコの守備を崩せるようになっていた。
それでも、アトレティコの牙城はそう簡単には破れない。前半とは見違えるように猛攻を仕掛けたが、あと一歩が遠かった。
攻めあぐねる時間が続いていたが、19歳のFWがチームを救った。
75分、マンチェスター・ユナイテッドはラッシュフォードに変えてアンソニー・エランガを投入する。
すると80分、B・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したエランガが、そのままダイレクトシュート。ファーストチャンスでヤン・オブラクとの1対1を制し、貴重な同点ゴールを決めた。
その後はアトレティコ猛攻を受けたが、何んとか凌いでドロー決着。前半の内容を考えれば、マンチェスター・ユナイテッドにとっては十分な結果を言えるだろう。