UEFAチャンピオンズリーグ（欧州CL）最新ニュース

国際情勢によりロシアでの開催に不安

　5月に予定されるUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝の会場が、ロシアからイングランドなどに変更される可能性もあるのかもしれない。英紙『ミラー』など複数メディアが伝えている。

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　2021/22シーズンのCL決勝は、5月28日にロシアのサンクトペテルブルクで開催される予定。ロシアでの開催は、マンチェスター・ユナイテッドがチェルシーを破って優勝した2007/08シーズン決勝がモスクワで開催されて以来となる。

　しかし、ロシアとウクライナ国境で高まる緊張関係が決勝の開催に影を落としている。ロシア軍がウクライナに侵攻するなどの事態となった場合には、欧州サッカー連盟（UEFA）は決勝の開催地を変更することを余儀なくされるのではないかと予想されている。

　英紙によれば、開催地が変更される場合には、ロンドンのウェンブリー・スタジアムが有力な代替地候補になることが見込まれるという。決勝トーナメントに4チームが勝ち残っているイングランド勢としては、決勝まで進めば有利なコンディションで戦える可能性が出てくるかもしれない。

　この状況に対してUEFA（欧州サッカー連盟）は声明を出し、「状況を常に注視し続けている」と表明。「現時点では開催地変更の計画はない」とも主張している。

　過去2年はいずれも新型コロナウイルスの影響により、CL決勝の開催地がトルコのイスタンブールからポルトガルへと変更された。今回は別の理由で3年連続の決勝開催地変更となる可能性もあるのだろうか。

【了】