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【写真:Getty Images】
期待の若手選手だったアブドゥルハーク・ヌーリ
オランダ1部のアヤックスは、2017年に心臓発作を起こしたMFアブドゥルハーク・ヌーリの家族に対して785万ユーロ(約10億2000万円)の賠償金を支払うことで合意に達した。21日にクラブが発表を行っている。
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アヤックスの期待の若手選手だったヌーリは、2017年7月8日に行われたブレーメンとの練習試合中に心臓発作を起こしてピッチに転倒。治療により一命を取り留めたが、脳に重度の損傷が残る結果となった。
その後の調査により、ヌーリに対するアヤックス医療チームの対応は「不適切」であり、気道確保やAED使用の遅れがなければ同選手の回復後の状態が異なっていた可能性があると結論付けられた。
逸失利益・損害賠償の支払いについてKNVB(オランダサッカー協会)仲裁委員会による協議が行われていたが、クラブは785万ユーロを支払う形で家族と和解。また、アヤックスはこれまでヌーリの治療費を負担しており、今後も引き続き負担すると述べている。
現在24歳となっているヌーリは、事故当時は20歳。オランダの各年代の代表チームでもプレーし、アヤックスでも下部組織から前年にトップチームにデビューして公式戦15試合に出場していた。
【了】