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ポルトガルで藤本寛也が「すごく評価される」プレーとは? J2から欧州に、プレーの幅を広げた理由【インタビュー前編】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

「インサイドハーフだとプレーの幅が広がる」



「本当にその通りですね。攻撃も守備もどちらかというと自分の方が高いポジションを取って、(もう1人のインサイドハーフの)ペドリーニョが低いポジションから始めることが多くなっています。

カウンターになったら必然的に2トップ気味に見えますけど、ビルドアップを見ると僕はほぼ相手のディフェンスラインと中盤の間にとどまれています。逆側にはペドリーニョがいて、2人からサイドへ展開する形ができているので、4-3-3の典型的ないいポジショニングができていると思います。

ちょっとポジションを入れ替えなければキツいかなという時はサイドバックとセンターバックの脇まで下がることもありますけど、基本的にはライン間でポジションを取っていれば、自分があの場所にいるだけで、ウィングやサイドバック、アンカーなどが使う他のスペースがフリーになるんです。

とにかくインサイドハーフでやれるとプレーの幅が広がる感じがして、すごくやりやすいですね。基本的に自由で、自分が思ったままのプレーをしたらすごく評価もされる。自分に合ったシステムやプレースタイルが今のチームにはあるので、すごく楽しいです」

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