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横浜F・マリノス背番号23が取り戻し始めた「得点王になったときの感覚」とは? 仲川輝人が見せた新たなアタッカー像【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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明治安田生命J1リーグ開幕節、横浜F・マリノス対セレッソ大阪が19日に行われ、2-2の引き分けに終わった。セルティックに移籍した前田大然がプレーしていた左MFに入ったのは仲川輝人。直近2シーズンはリーグ戦2得点に留まっている背番号23は、「自分が点を取っていたときの感覚を取り戻せた感じもある」と語る。新シーズンの幕開けで見せた新たなアタッカー像に迫る。(取材・文:元川悦子)




再起へ意気込む仲川輝人

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【写真:Getty Images】

「ここ数年、満足いく結果や数字を残していないんで、悔しさをバネに今季はやっていかなきゃいけない。ホントに勝負の年。また2019年みたいにいい活躍ができるように頑張りたい。ゴール、アシストどっちも2ケタは行きたいですね。昨季の(前田)大然が23(ゴール)取ってるんで、自分の背番号を取れるくらい活躍したいと思っています」

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 19日の2022年J1開幕節のセレッソ大阪戦を前に、横浜F・マリノスの仲川輝人は新たな意気込みを口にしていた。キャリアハイの15ゴールを挙げてチームを優勝へと導き、自身もMVP&得点王に輝いた2019年の後、仲川は苦境に陥っていた。そんな自分自身を再起させるべく、彼は強い闘争心を持って本拠地・日産スタジアムのピッチに立った。

 前田大然の移籍もあり、今季の背番号23に与えられたポジションは4-2-3-1の左MF。2019年は右MFに君臨し、縦関係を形成する松原健との絶妙なコンビネーションの中から数多くの得点機を作り出していたが、今は位置も役割も感覚も全く違う。左サイドバック(SB)に入った小池龍太との連係を模索しつつ、背後への抜け出しやドリブル突破といった武器をどう示していくのか……。新たな仲川輝人像を見出す必要があった。

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