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旗手怜央は「MF界のロールス・ロイス」。井手口陽介も復帰、17戦無敗のセルティックはポジティブな収穫だらけ【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 舩木渉 photo by Getty Images

セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース

 セルティックの勢いがとどまるところを知らない。現地13日に行われたスコティッシュ・カップ5回戦で2部のレイス・ローバーズを一蹴し、昨年から続く無敗記録を17試合に伸ばした。日本人選手たちも躍動し、長いリハビリを乗り越えて復帰してきた選手もいるなど、格下相手ながら収穫多き一戦だった。(文:舩木渉)


セルティックは17戦無敗。国内カップ戦準々決勝進出!

セルティック
【写真:Getty Images】

 勝って当然の試合でも、たくさんのポジティブな収穫がある一戦になった。

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 セルティックは現地13日、スコティッシュ・カップの5回戦でレイス・ローバーズと対戦した。相手は2部リーグ所属クラブということもあり、結果はセルティックが4-0で大勝。公式戦17試合無敗(そして9連勝!)も継続し、無事に準々決勝進出を決めた。

「リアムをはじめとした(出番の少ない)選手たちがプレータイムを稼ぐことが重要だった。まだ過密日程が続くので、彼らのような存在が今後も必要になってくるだろう」

 このアンジェ・ポステコグルー監督の言葉通り、セルティックは直近のリーグ戦からスタメンを7人変更。普段あまり出番のないDFリアム・スケールズやDFスティーブン・ウェルシュ、MFジェームズ・フォレスト、MFマイキー・ジョンストンらに先発出場のチャンスが与えられた。

 プレータイムの少ない選手たちの状態を確かめられたのが1つ目の収穫だ。17日からはUEFAヨーロッパカンファレンスリーグの決勝トーナメントも始まるため、国内リーグや国内カップ戦、欧州カップ戦と複数のタイトルを同時に狙っていくセルティックにとって選手層の厚さを確保しておくことは極めて重要になる。

 しかし、先発メンバーの大幅な変更が全てうまくいったわけではなかった。ポステコグルー監督は「前半のゲームの進め方にはがっかりした。我々は十分に努力していなかったと思う。ボールタッチ数があまりに多く、ボールを動かすスピードが遅かった」と悔やんだ。

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